ドキドキ:パニック障害体験記
パニック障害、またはパニックアタックという症状を聞いたことはありますか?
なぜ、この話をするかというと、私にとってはこのパニックアタックが、ホメオパシーの好転反応(アグラベーションともいう、治癒に向かう際に起きる強い反応)という体験になったからです。
イグナシア(Ignatia)200Cを摂った9日後におきたパニックアタックの後、以前よりも自分に素直になることができ、心と体が軽くなった感じがしています。(ホメオパシーの治療にあたっては、クライアントの気分が良くなるというのはとても重要なことです)
去年の末、車で運転している途中に突如、強烈な不安感に襲われました。
トンネルの中で渋滞が始まったとたん、「何か、いつもと違う不安感が嫌な感じ」はしていたのですが、突然運転する自信がなくなり、予期不安(この時は、「重大な事故を起こすのではないか?」、「自分自身をコントロールできなくなるのではないか?」という不安)に襲われました。
車を安全な場所に停めた後は、激しい動悸や全身の痺れがおこり、初めて、パニックアタックを経験することになったのですが、あの恐怖心や不安感はとても強い発作であることを身をもって学びました。
今回、自分がパニックアタックを体験したからこそ、知りえたことがあります。
まず、この話を身近な人にしてみると、5,6人に1人が、似たような症状を体験していたり、実際にパニック障害を経験していることでした。そして、最中はとても辛いけれど、時間の経過とともに、ほとんど治っていくケースが多いようです。
私の場合は、その前に、過呼吸のような呼吸困難の症状がありました。
それが気になり始めたので、ホメオパシーのセッションを受けたのですが、その前までは、ストレスを感じても、ある程度のストレスは誰にでもあるだろう、と簡単に片付けてしまっていました。ストレスがたまる、あるいはストレスの感受性には、やはりその人特有の理由、歴史が関わっています。
私の場合は時間とともに、自分にパニックアタックが起きた原因(感情の抑圧)がわかってきたので、その抑圧を解放することに努めました。
その他には、基本的なことですが、規則正しい生活リズム、人ごみや、仕事を減らしたり、ストレスと感じることは無理にしないことなどできることはしています。
そして、パニック障害の体験者である友人のアドバイスがとても印象に残っています。
「パニック障害を体験してからは、それまでは何とも思わなかったことが急に色々怖くなります。人ごみ、高所、飛行機などが怖くなって行きたくなくなっちゃったんです。
でも、結果としては、人間らしい生活に戻ることができたんだ、と思うんです。」
私も、襲われた引金になったのが、トンネル、渋滞なので、その後はしばらく、閉所恐怖症になってしまいました。地下鉄、エレベーターに乗ることすら恐怖だったり・・。今まで、なんとも思わなかったのに、です。
友達のアドバイスをよく考えれば、夜遅くまで起きていたり、PCを一日中使う日があったり、いってみれば人間らしくない無理な生活を送っていました。
今までの人類史上、ありえなかった経験(高所での生活や渋滞)が人間の恐怖と深く関わっている、ともいえるのかもしれません。
パニックアタック自体は、生死に関わる症状ではないといわれていますが、とても苦しい体験ですし、運転中や高所など起きる場所によっては生死に関わります。また、最近では、過呼吸の患者さんが、呼吸がつらくて自殺してしまうケースもあるそうです。
過呼吸、精神的に弱いからだ、と片付けず、早めのケアをお勧めします。
(パニックアタックは、精神力でコントロールできるレベルの発作ではありません。もしそうなら、パニックアタックになる前に、バランスをとり戻せます)
私の体験では、
フラワーエッセンスでは、バッチフラワーのレスキューレメディ(メーカーによっては、ファイブフラワーエッセンス、リカバリーレメディと呼びます)は、冷静な対処と、激しい動悸を鎮める際にとても役に立ちました。その後は、その人の症状に合わせて適切なエッセンスを選び、それと併用してしばらく飲むとトラウマやショックからも早く立直れます。
ホメオパシーのレメディでは、突然おきる激しい症状には、アコナイト(Aconite、Aconitum)も役に立つでしょう。
アロマテラピーでは、ラベンダーやネロリなど、鎮静効果のあるものが適切ですが、自分の好きな香りを使うのが一番いいと思います。柑橘系も元気をくれますよ♪
他には、片鼻呼吸、とくに左の鼻でゆっくりした呼吸を繰り返すことができると、右脳を刺激になりリラクゼーションを促せます。
リラクゼーションミュージックやヘミ・シンクなどを聞くことも役に立ちました。
2006/01/24 22:14記