ニック・チャーチル氏のホメオパシーセミナー2
イギリス人ホメオパスのニック・チャーチルさんの2日間にわたるセミナーはとても有意義で勉強になりました。
ケーステーキングの宿題が出ているものの、ホメオパシーのレメディを探すためのセッションについて、頭を抱えていた矢先、光がさしたともいえるほど貴重な情報に。
それは、昨日もチョットふれた、インド人ホメオパス Rajan Sankaran氏のテクニック。彼のテクニックを使うことで、ニックさん自身も格段に治癒率とアフターフォローが上達したとのこと。(ちなみに写真は、インドっぽさをイメージしました・・)
セミナーの中では、ニックさんの2件のケースをもとに、Rajan Sankaran氏とMassimo Mangialavori氏のテクニックをどのように実践していくかのお話もあり、本当に参考になりました。(ケースの内容については、クライアントのプライベートを守るためご紹介できませんが、ご了承願います)
Rajan Sankaran氏の
ケーステーキング7つの段階
1)NAME(名前)
2)FACT(事実)
3)EMOTION(感情)
4)DELUTION(独自の見方、妄想)
5)SENSATION(感覚)
6)ENERGY(エネルギー)
7)SOUL/SPIRIT(魂、スピリット)
とても奥が深く、日本語の翻訳もあるので、参考に。
「ホメオパシーの神髄」~The Spirit of Homeopathy~ ラジャン・サンカラン著/渡辺 奈津 訳 定価¥5,000(税込)
これらの段階を追いながら、ケーステーキングをとっていく、というメソッド。
漠然とセッションをするよりも、クライアントの今の現状が明確になります。
ニックさんのケースの分析とともに、ライブで学ぶことが出来て本当に勉強になりました。
最後に、ニックさんの学校ISHLが、日本にいても学べるという朗報です!
インターネット上でのスクーリングという形式で、日本語で学べるという興味津々の内容。
最低8時間/1週間×3年ほぼ毎週のスクーリングというから、イギリスのホメオパシースクールに近い内容の濃い実践的な勉強が出来ると思います。卒業後は、イギリスのホメオパスの資格を取得できるとのこと。ポストグラデュェートコースも用意されるそうなので、他の学校に行っている人や流派に関係なく学べるのも魅力です。
ホメオパシーは体験にもとづく医学ですから、いろいろな方と交流を図るほうが、質が高まると私は考えています。
日本では、ホメオパシーは知られていなかったために、全く新しい医学のようにも感じられるときがあります。
しかし、実際には、世界中で行なわれる伝統的な医学のひとつ。既にホメオパシーが文化に根付いている国のシステムを導入することはとても価値のあることだと思います。
年に3回ほどニックさんを含めた講師陣が来日して講義をする予定とのコトなので、これからも単発セミナーを開催してくれるといいなーと思います。2日間、本当に有り難うございました。
2006/02/20 22:24記
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