クレイセラピーと環境問題(1)
クレイとは、粘土のことで、セラピーで使うクレイは、ミネラルを豊富に含み、汚れを吸着させて毒素排出を促す働きがあります。
ただし、この粘土、私たちに馴染みのあるお遊戯用の粘土とは違います。
その違いは、ずばり、粒子の細かさにあり。
美容の世界で使うクレイは、0.002mm以下がクレイの条件です。空気がちょっと動いただけで、ふわっと舞い上がるのがわかります。
さて、クレイの歴史は、というと、エジプト文明のミイラに用いられ、ガレノス(薬草医学の祖)や、アウィンケナ(イブン・シーナ)といった自然療法の大物たちも、クレイの効果について書き記しています。クレイは美容だけではなく、洗浄剤や工業用に使われています。
私達が施術で用いるのは、下記のクレイが代表的。
(写真左から)
ホワイト ・・ 損傷を防ぐ → 乾燥肌、敏感肌、アトピー体質
グリーン ・・ 防臭作用、毒素吸引 → ニキビ、深いしみ
イエロー ・・ 沈静作用 → 湿疹(じくじくタイプ)、かゆみ、疲労回復
レッド ・・ 血行促進、鎮痛作用 → 関節痛、
モンモリオナイト ・・ 吸着作用 → 毛穴のケア、美白
これらを、それぞれのクレイの目的にあわせ、ピュアなお水で溶いてお肌に乗せます。
解毒効果といえば、クレイ。クレイの後のアロマテラピーは、とても効果が高いので、使用するエッセンシャルオイルの量にも気をつけます。
もちろん、トリートメントに使うキャリアオイル(ベースオイル)も、品質が良くなければ意味がありません。
そして、、これは、色々と誤解している方も多いので進言しておきますと、クレイは乾くまで放っておいてはいけません。
というのは、折角クレイが毒素を吸着してくれても、乾いたらまたお肌へと戻ってしまうからです。(恐るべし、クレイパワー)
クレイの種類にもよりますが、最低でも5mmの厚さで塗って、15分置くことが大事です。
この際、熱を逃がさないようにと、ラップを使うのもNGです。
なぜなら、、、、ラップの毒素をクレイが吸着しちゃうからです。(怖いでしょ?)
そして、通常のアロマテラピーよりも、解毒効果が高くなるため、いつもよりもどっと疲れを感じたり、眠気が出たりと、カラダのお掃除効果が高まります。
クレイのことは、一緒にお勉強会に参加したアロマテラピスト・ナチュラリスさんのブログにも紹介してあります。月のサイクルにあわせてクレイを使うというのも魅力的ですね☆