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2007年8月 8日 (水)

「アロマトピア」No83(3)アロマテラピーの昆虫忌避作用

Pict0009 前回に続き、「アロマトピア」No83の内容を簡単にご紹介します★

香りの不思議な力

と題するシリーズの今回のテーマは、アロマテラピーの昆虫忌避作用。

この記事は、井上重治先生(薬学博士、「微生物と香り」)の実験をもとに書かれているが、ハエやゴ〇ブリが、アロマテラピーのエッセンシャルオイルによって、どのように反応するかがまとめられていた。

結果として、残念なことにゴ〇ブリには、アロマテラピーの香りを高濃度に浴びせかけても致死までにはいたらないようだ。

しかし、ハエに対してはものすごい効果を発揮するようで、エッセンシャルオイルの濃度にもよるが、多くのハエが致死にいたったそうだ。

この昆虫忌避作用というのは、小さい虫(蚊やダニ)に対しては有効であることは体感したことがあるが、ハエやゴ〇ブリに対して実験したことはないので、とても興味深かった。

井上先生が、実験に参加してもらうために、協力をお願いするゴ〇ブリに対して、愛着をもつ行は、ゴ〇ブリが苦手な私としては羨ましくさえ感じました。

そいうえば、今年の6月にロンドンに行ったとき、ホリスティックセンターというヒーリングショップのヒーラーさんが、

「虫も話しかければ理解するのよ。
特に、都会に住んでる虫の場合、ここはあなたの居場所じゃないから出て行きなさい、というのは、よくわかっているのよ」

と教えてくれた。

なるほど、小さな命は私たちが手を下さなくても、やがて命尽きるのだから、外に逃がしてあげればいいのだ。

私も日本に帰ってきてから、部屋に侵入してきた蜂やハエやカナブンに、早速声をかけてみたが、今のところ大抵の虫は速やかに出て行ってくれた。

虫は苦手だと思い込んでいたが、ゴ〇ブリ以外の虫に対してはそんなに抵抗感なく素手でも触れることができたのもある意味嬉しかった。

皆さんもぜひ、虫を怖がらずに、話しかけてあげてみてください。

しかし、同じ種の虫が5匹以上の集団になるともうだめ。その場から逃げ出したくなる。
なので、私の場合都会の虫でかつ相手が単独のとき対応しかできないのだが、虫に耐性がある方には、ぜひ田舎でも試してどうだったか教えてほしい。

井上先生の最後のまとめは、ゴ〇ブリに関することだった。

それによると、ゴ〇ブリは、生きた化石といわれ、3億年前からほとんど進化せずに昔のままの形で生存し続けているという。

井上先生は、「彼らの優れた環境適応能力を目の当たりにした気がする」と結んでおられるが、実験に協力してくれた彼らへ敬意を示すことができ、虫だからという偏見を持たないあたりが科学者として素晴しいと思いました。

どの特集も、それぞれ味があって楽しめるのが、専門書の醍醐味。
みなさんもぜひ、専門家が書く記事を大いに楽しんでくださいね♪

写真は、軽井沢植物園で歩いていた毛虫です☆
どこにいるかわかる??

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