ホメオパシー 鳥のレメディ2008 in JAPAN PART2
引き続き、鳥のレメディのセミナー体験談についてご紹介します。
講師は、鳥のレメディの第一人者である「ジョナサン・ショア」氏。初来日ということで、日本人のアドバイスをもらって、日本の文化をビデオやインターネットなどで理解しようと勤めたそうです。
私が驚いたのは、初日に日本の作品を流したこと。
その内容も、
・茶道のお作法
・武蔵と小次郎の対決シーン
・赤ひげの医師たるものの役目を語るシーン
などなど。
私は、黒澤監督の映画「赤ひげ」は観たことがありませんでした。
なので、余計に、「どうして、カルフォルニア郊外に住んでいて、日本に初めて来た人が、こんな素晴らしいシーンを引用してくるのか・・」と衝撃を受け感動しました。
それで、今更ながらですが、早速先日借りてきて、拝見しました。そして、再び感動しました。
ところで、赤ひげとは・・(以下Wikipediaより引用)
- 『赤ひげ』(あかひげ)は、1965年に東宝、黒澤プロダクションにより製作された日本の映画。白黒作品。
- 山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』を、黒澤明監督が「日本映画の危機が叫ばれているが、それを救うものは映画を創る人々の情熱と誠実以外にはない。私は、この『赤ひげ』という作品の中にスタッフ全員の力をギリギリまで絞り出してもらう。そして映画の可能性をギリギリまで追ってみる。」という熱意で、当時のどの日本映画よりも長い2年の歳月をかけて映画化した黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。完成した作品を観た山本周五郎をして「原作よりいい」と言わしめ、興行も大ヒットを収めた。
という映画だそうだ。
ジョナサン先生が流したシーンとは、
三船敏郎扮する「赤ひげ」先生が、臨終を控えた患者さんの前で、弟子の青年医師・保本登につぶやくシーン。
「
あらゆる病気に対して治療法などない。
医術などといっても情けないものだ。
医者にはその症状と経過はわかるし、生命力の強い固体には多少の助力をすることができる。
だが、それだけのことだ。
」
ストーリーは続く。
「
現在我々にできることは貧困と無知に対する戦いだ。
それによって医術の不足を補うしかない。
それは、政治の問題だというのだ。
誰でもそういってすましている。
だが、これまで政治が、貧困と無知に対して何かしたことはあるか?
人間を貧困と無知のままにしておいてはならんという法令が一度でも出たことはあるか?
」
しかし、診療所は幕府が作った、、
「
ないよりはあった方がいい。
しかし、問題はもっと前にある。
貧困とむちさえ何とかできれば、病気の大半は起こらずに澄むのだ。
いや、病気の影には、いつも人間の恐ろしい不幸が隠れている。
」
そして、
「
人間の一生で臨終ほど荘厳なものはない。
」
と弟子の保本に言い放つ。
びっくりしました。
病気の影にある、人間の恐ろしい不幸。
ホメオパシーやフラワーエッセンスでいうならば、「本来の自分のあるべき姿から遠ざかって生きている自分の生き様を直視すること」かもしれない。
本来の自分ではないことを知るのは、ある意味、本当に恐ろしいことだし、自分の不幸に気づかされる場面でもあるけれど、気付きが起きた後は、楽観的な心の平和が待っていると、私は信じています。
鳥のレメディを学ぶはずが、、自国の文化の素晴らしさ(さまざまな自然の恩恵や黒澤監督を含む感受性の高さを持つ心)などを改めて教えていただきました。
「赤ひげ」、、まだ見たことのない方はぜひ!
観たことある方ももう一度♪
次回こそ、鳥のレメディを紹介します