アミューズ ミュージアム ~世界に誇る日本の文化「和」、そして「美」と「技術」
浅草寺のすぐ隣にあるアミューズ ミュージアムをご存知でしょうか??
今季は、2013年9月29日まで、~布を愛した人たちの知恵と美とデザイン~布の優しさ・ 和の伝統文化・さしこ着物展を開催しています。
一昔前、ほんの100年ほど前には、大麻の布が、日本人の暮らしを支える衣だったことは皆さまもご存じのことと思います。
ですが、戦後、その収穫と布の織物も、限りなくゼロ%となってしまった、今では幻の衣、ともいえる存在。
その大麻草から作られた古布を、直接触れて触れることができるのが、このアミューズ ミュージアムなのです。
布文化と浮世絵の美術館、和のセレクトショップ、ライブ スペースが一体となった複合型アートビルで、その常設展は、感激です。
古の大麻の衣に直接触ることのできる貴重で楽しい展示会です。
浮世絵コーナーも含めると、3時間はたっぷり見ごたえがありますよ!
一部、アミューズ ミュージアムより引用
http://www.amusemuseum.com/info/index.html
「民俗学者:田中忠三郎が遺した国指定重要有形民俗文化財の衣類は、
学術的に大変貴重な民俗資料であるばかりか、
極めて高い針仕事の技術に裏打ちされた工芸品であり、
なによりも当時の女性たちの想いがこめられた、
かげがえのない手仕事の結集です。
これら田中忠三郎コレクションの衣類は、
786点が重要有形民俗文化財として国から指定されていますが、
今回はその中から31点を選りすぐり展示いたします。
」
美術館の楽しさを文字で伝えるのもなんなので、今回は写真で。
↓これが、江戸の火消し装束です。大麻が、燃えない性質(繊維の績み方によりますが)だったために、火消しのお仕事には、このずっしりと重い、大麻で作られたこの装束でなくてはいけなかったのです。裏地と表地と縫い合わさっていて、本当にすごい手作り作品でした。
↓きっと、こんなにかわいい織子さんが、一織、一織、心を込めて衣を作ってくれたんですね!(モデルは友人の澤元 さん)
↓なんだかわかります?
上:そうです、 お腰です~!かわいい生地を選んで、おしゃれです。
色気がない、、というような解説がありましたが、この下はノーパン・・。色気いらないかも(笑)
下:これは、鮭の皮とアザラシの皮のブーツです。
昔の方々がどれだけ命と寄り添っていたかを感じることのできる一品です。
特に、青森のような寒い地域では、衣、は命そのものだったのです。
↓BOROのどんこに包まれている写真です。何世代にも何百年にもわたって、実際に使われてきたものです。
腕を通すと、ひと肌を感じて、ちょっとぞくっとしましたが、入ってみると温かいぬくもりに包まれました。一つの生地を大事に大事に使い継承していく。化繊では難しいですよね。。
最後に、現代においては、麻のお洋服が手軽な価格で手に入りますが、ここで紹介している大麻とは全く違う植物由来になります。
いま日本でいう一般的な麻とは、アマ科の 亜麻(Linum usitatissimum)やイラクサ科の苧麻(Boehmeria nivea var. nipononivea)などを含めた植物繊維全般のことです。
このミュージアムでは、古来からの日本の繊維、麻《アサ科アサ属の大麻(学名Cannabis sativa)》から作られた繊維を直接触ることができるのです。
大麻の生命力と、私たちの衣食住を支えてくれる豊かな恵みを、そろそろ、本当の意味で享受する時代になりますね!
麻のウィキペディアリンク:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB_(%E7%B9%8A%E7%B6%AD)
もうひとつ、衣については、いとなみの自然布展(6/1~6/9で沼袋のシルクラブというところで開催中)です、貴重な機会をお見逃しなく!
http://sekikawa.shinafu.jp/?p=112
http://texinfo.web.fc2.com/grassfabrics/pg159.html
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