パラケルススの「アルキドクセン」
「パラケルスス」と聞いて、皆さまは何を思いだしますか??
やっぱり、錬金術、が圧倒的でしょうか。
私は、ホムンクルス(ラテン語:homunculus:小人の意)を思い出します。
パラケルススのような偉人が、フラスコで、小人を作り出す実験をしていた、しかも、人間の精液と血液で・・?!
という文献に衝撃を受けたことがあるのですが(笑)、今に至っては、彼がどういう目的でそのような記述をしたのかに興味があります。
さて、今回は、まさに、この西洋錬金術で最も有名なひとり、パラケルススの、錬金術における製薬術について書かれている本が出ました!挿絵たっぷりの中世の怪しい香りがする楽しい内容です。本のタイトルは、
「
アルキドクセン パラケルスス錬金術による製薬術の原論 第五精髄、秘薬(第一物質、賢者の石、生命の水銀、チンキ剤)、変成物、特効薬、霊薬、外用薬 (ホメオパシー古典シリーズ)
」
秘薬づくりには、現代においてはなかなか簡単には手に入らない馬糞なども登場しています。
馬が車の役割を果たしていた時代なので、現代バージョンでは、馬糞ではなく、石油を使うことになるのかな(冗談で書いたのですが、現代の医薬品のなかには石油由来のものもあるとすると・・)。
秘薬ができるまでの工程や、霊薬のお話、そして、皮膚に使うものなども言及されているので、ネタ帳としても面白いですよ~。
最近は、本も読むだけの時代ではないことを実感しており、中に書いてあることを実践する会があればいいのになと思います。こんなことが大好きな人同志が集まって、実践しまくる同好会などがあれば、参加したい!ので、そんな会があるときはぜひ教えてください。自分一人ではどうしてもやる気にならないので・・(笑)。
さて、アルキドクセンの出版会社、ホメオパシー出版では、この本の翻訳者澤元亙さんの翻訳本フェアを開催しているそうです。
西洋の自然療法を学ぶ者にとっては、避けて通れない偉人パラケルスス。手に取ってご堪能くださいね。
パラケルススに関する、貴重なセミナーも開催されています、ぜひ足を運んでみてください。
http://www.homoeopathy-books.co.jp/
澤元さんの勉強会に参加して、個人的に特に興味深いパラケルススの文献は、惑星と臓器の関連性です。
例えば、
心臓が太陽
頭が月
そして、梅毒は、近世の影響を受けているとパラケルススは述べています。
この地上に住んでいて、惑星の影響を受けない人はいないはず。
それらにすでに着目していた15世紀の偉人は、21世紀になってもやっぱり偉人です★
クプクプ ホリスティックアロマテラピー&フラワーエッセンス
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