1本草プロジェクト
東日本大震災から2年8か月。今年は、一度も南相馬への現地入りはできそうになく、来年に備えていますが、「一般社団法人 自然療法機構(NaO)」と「元気を送るアロマ隊」、「moc」 さんつながりで、細々とですが、直接支援できる活動に取り組み始めました。
その名は、「1本草プロジェクト」。
一言でいうと、「身近な植物の使い方を伝承していこう」、という取り組みです。
おばあちゃんやおじいさん(・・おばちゃん、おじさん、若い人でも構いませぬ)が、代々、その方のおばあちゃんがそのように使っていたから・・という使い方を再リサーチし、次の世代に残すのです。
薬草の専門的な使い方を紹介している本は、たくさんありますが、この「1本草プロジェクト」では、日常の暮らしの中で、気軽に使っていた記録をシンプルに、残していくことが目的です。
ゆくゆくは、日本各地の一本草をまとめていく予定なのですが、まずは、原発の影響で故郷に戻れず、避難生活を送っている方々へのリサーチに、アロマ隊の皆さんの協力をいただいて取り組んでいます。
さて、そもそも、一本草とはなんでしょう?
「ヒキオコシ」、あるいは、「延命草」とも呼ばれていますが、その名の由来は、弘法大使が山で、倒れた行者を、1本の草を絞って助けたことから。
その草とは、シソ科ヤマハッカ属のハーブ。行者がたちまち元気になったことから、病人を引き起こす、「ヒキオコシ」、あるいは、「延命草」といわれるようになったといいます。
この、ヒキオコシ!から、NaOの代表である平垣美恵子さんが、会津の「起上り小法師」を作る活動を通して、活動費を集めよう!と取り組んだのが、「1本草プロジェクト」です。平垣さん自身も、阪神淡路大震災で住まいや大切な人を失い、避難所で生活をした経験を持ちます。
冒頭の写真は、6月に麻の文化を訪ねる会津若松の旅で、初代、手作り起上り小法師を作りました。
表と裏の顔がちょっと違うのがいけてるでしょ?
仏陀の涅槃は、「起き上がりたくない小法師」と名前がついています。
さて、、、同じ起上り小法師とは思えないこの作品↓
ドイツ・ハーブの老舗サンレホルムの方の作品です。
ハロウィーンバージョンです、帽子もかぶってすごいでしょ?
しかも、「手と帽子をかぶせたけど、ちゃんと起き上がる」!
NaOの会では、↓こんな感じ。
篠山「天空農園」の空気がきれいすぎて、みんな、りりしい!
そんなわけで、皆さんも創作意欲、湧いてきたかな?
クプクプでは、主宰の勉強会で、講師の方を交えて、取り組んでいく予定です。
みなさまもぜひ、何かのイベントの折にご活用くださいね!
とーっても楽しくって、はまっちゃいます。
●1本草プロジェクト
http://ippongusa.jimdo.com/
震災から月日は流れても、世界各国で被災は起きていて、愛する故郷に帰れない人々がたくさんいます。その事実から何を学んだらいいのか、時に迷うこともあります。
宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」を胸に、至らないことはたくさんありますが、できることをコツコツと積み重ねていきたいと思います。
●東北で出会った、藤城清治さんのメッセージ↓
「藤城清治 88歳 影絵で描く福島」
http://blog.goo.ne.jp/nonnsuke-2011-10-3/e/2ac46bc0112561d4f7d9c064db67a087
クプクプ ホリスティックアロマテラピー&フラワーエッセンス
↑アロマテラピー&フラワーエッセンスはバランスを整え癒を促す自然療法です。美容、解毒、体質改善、リラクゼーション、自然治癒力を高めるホリスティックな施術を心ゆくまでお楽しみください。
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