認知症に寄り添う3 見つめて 触れて 語りかけて ~認知症ケア“ユマニチュード”~
とっても素敵な取り組みを、いつもお世話になっている、鍼灸の先生に教えてもらいました★
クローズアップ現代の放映の他、各種メディアでも取り上げられていますが、認知症ケア“ユマニチュード”に取り組む、フランス人イヴ・ジネストさんをはじめ、携わる看護師や家族がイキイキと息吹を取り戻す様子を見ることができます。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3464.html
http://blog.goo.ne.jp/nonasi8523/e/3120698d21b4555e0d24c196ad5f8741
30年以上にわたる経験から体系づけられた、ユマニチュードの創始者イヴ・ジネストさんの言葉を紹介します。
「
認知症の人でも、『あなたは人間で、そこに存在している』と伝えるのが、ユマニチュードの哲学
」
見る、触れる、話す、立つ。
「ユマニチュード」とは、
*見つめること(同じ目の高さで、正面から、近くから長く)
*触れる事
*話しかける事(頻繁に、優しく、前向きな言葉で)
*立つこと(立つ様に支援すること)
を基本とした、人間の存在(尊厳)を主眼とした看護の手法の集大成のこと
視野が狭くなって、不安におびえている認知症の方に、目を見つめながら、言葉をかけながら、その人の本来の可能性を引き出しつつサポートする。
当たり前のことだけど・・、なかなかできないこと。
認知症とは、この『あなたは人間で、そこに存在している』ということを、私たちに教えてくれるために、現れる症状なのかもしれません。
幾多の命が、争いや誤解により、人間の尊厳を実感できないままこの世を去っていっただろう・・。
かくいう私は、認知症の家族に対して、全然優しくできない時も多く、相手を擁護するどころか、自分の言い訳ばかり・・。なかなか、なかなか、自分のエゴを手放せません!書いていても、思い出すと痛いし恥ずかしい。
こんな私ですが、ただいま、認知症の記事を執筆している真っ最中です。
ユマニチュードや、タクティールケアや川島隆太メソッドなど、現場で、認知症への素晴らしいケアを教えてもらい、共有する機会にも感謝しています。
こういう心温まる取り組みに感動し、次に接する時こそは!と希望を新たにできるので、認知症の家族のことで悩んでいる方、ユマニチュードの取材を見て、元気をもらってくださいね!
写真は、岩手県遠野にて。
姨捨山といわれる遠野のデンデラ野。60歳で、捨てられて、身を寄せ合って暮らしていた。こんなことが、実際にあったなんて。
でも、本当は捨てられたのではなく、60歳を超えた方々は、次の世代を守るために自ら志願したのかも・・。子孫を守る親の気持ちは、時代も国境も超えて、人類の共通の思いです。
下記引用:引用元「遠野物語111(デンデラ野)」
『
現在、デンデラ野には「あがりの家」として「ハカアガリ」を意図した住居が建っている。江戸の三大飢饉とは云うが、東北は四大飢饉とも云われ、いやそれ以外にも僅かな飢饉も含めば、遠野の歴史は飢饉の歴史となるほどに、生きていくには厳しい土地だった。それ故に、齢60を過ぎれば自ら身を引き、自分の食べるものは子供や孫たちに与えようとした。つまり老人達は、未来を守ろうとしていたのである。
』
認知症は、チャクラでいうと6番目の眉間のチャクラの病。
私たちは、その病から何を学ぶべきなのか。
病むことは力。そう腹から言えるよう、試されているのかもしれないなと思うことも多々あります。
ユマニチュードのような手法が、認知症はもとより、医療の現場でもっともっと広がるといいですね。
教えてくださった鍼灸の先生は、狛江で鍼灸院を開業しています。子供や妊産婦さんの治療にも取り組み、とても心温まる鍼灸院なので、ご興味のある方は、クプクプにお越しの際にお尋ねくださいませ。
クプクプ ホリスティックアロマテラピー&フラワーエッセンス
↑アロマテラピー&フラワーエッセンスはバランスを整え癒を促す自然療法です。美容、解毒、体質改善、リラクゼーション、自然治癒力を高めるホリスティックな施術を心ゆくまでお楽しみください。
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