新聞もテレビも、なぜ同じニュースばかり流すんだろう? 映画「チョムスキーとメディア」
「本当にほしい情報を手に入れるために。
自分の言葉で考え発言するために。」
みなさんは、どうしていますか?
今回は、「大切なのは自分で考え、伝えること。ひとりひとりがメディアになれる」ことを、世界に発信してきた、アメリカの言語哲学者であるノーム・チョムスキー氏のドキュメンタリーDVD「チョムスキーとメディア」のご紹介です。
今から23年も前の作品ですが、メディアと民主主義をテーマにしたこの作品は、現在のあらゆる政治的な問題を、俯瞰して観る視点を養います。
下記、DVDの発売元シグロのサイトから引用
チョムスキーとメディア
2時間47分
製作:ピーター・ウィントニック&マーク・アクバー
監督:ピーター・ウィントニック&マーク・アクバー
マスメディアは、政府や大企業のプロパガンダに奉仕している
「現代の民主主義国家におけるプロパガンダは、政府による検閲や悪意による報道の歪曲ではなく、マスメディアが持つシステムそのものによってごく自然に行われている」ーー。このノーム・チョムスキーの分析が、映画の主役である。報道の現場にいる人間さえもほとんど意識することのない構造的な問題を、チョムスキーは膨大な事例を用いて緻密に検証してみせるのだ。
映画の前半では、東ティモールとカンボジアで起きた集団虐殺についてニューヨーク・タイムズ紙がどのように報道したか比較するケーススタディに注目。新聞やテレビがいかにして社会の支配層のメッセージを一般民衆に浸透させていく役割を果たしているか、ユーモアと皮肉たっぷりにその仕組みを明らかにする。後半では、チョムスキーに反論する人物が次々と登場。反主流派の意見が隅に追いやられていく実態を描きつつ、オルタナティブ・メディアの具体的な成功例を紹介する。
5年がかりで製作された、この長編ドキュメンタリーは、カナダでドキュメンタリー映画の興行収入第一位を記録し、世界530の都市で商業公開された。また、ベルリン国際映画祭ほか50以上の映画祭に正式出品され、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリを始め世界中で22の映画賞を受賞という快挙を成し遂げ、日本では待望の劇場公開となる。監督の一人、マーク・アクバーは、2005年に日本でも公開され話題を呼んだドキュメンタリー、『ザ・コーポレーション』の監督でもある。
大切なのは自分で考え、伝えること。ひとりひとりがメディアになれる
捏造された“世論”を疑い、他者との連帯を深める中で自分の価値観を身につけることによって、人々は知的に自衛できる、とチョムスキーは説く。彼の主張は、時代そして国境を越えて、現代の日本を生きる私たちが自分の生活の主導権を取り戻すための、強靭な手がかりを与えてくれるだろう。変化をもたらす力は私たち自身の手にある。この映画はそう教えてくれる。
引用紹介終り。
1992年の作品で、2時間47分という長編ですが、今の世界情勢に憂いを感じている多くの優しい人々と共有したい作品です。
カナダ本国では、ドキュメンタリー映画の興行収入第一位を記録し、世界530の都市で商業公開された作品でもあります。
わたしも、自然療法ジャーナリストとして記事を書くとき、
「その情報は本当に役に立つのか?
読み手も現場も、豊かになれる情報なのか?
自分はその記事を通して何を思い伝えたいのか?」
ということを、わたしなりに大切にしています。とはいえ、その時はベストを尽くしても、必ず直後に、ああこれも書きたかった!という情報も必ず現れます。記事とはそういうものだと気づいてからは、記事でもなんでも、とにかくその時のベストを尽くすのみ、です。
ノーム・チョムスキーのこの作品は、自然療法とは一見関係なく見えるかもしれませんが、私たち現代社会の人間がいかなる状況に生きているかを、客観的に知るのにとても役立ちます。
とてもお勧めのDVDなのですが、とても残念なことに、現在はDVDを入手できません。が、ご厚意でレンタルしてくださるつながりもあるので、ご興味のある方は、ご一報くださいね。
クプクプ ホリスティックアロマテラピー&フラワーエッセンス
↑アロマテラピー&フラワーエッセンスはバランスを整え癒を促す自然療法です。美容、解毒、体質改善、リラクゼーション、自然治癒力を高めるホリスティックな施術を心ゆくまでお楽しみください。
| 固定リンク
「【自然療法】が好き♪」カテゴリの記事
- 新型コロナウイルスのワクチン接種に悩んでいる友へ(2021.07.08)
- 究極の赦しを理解する映画『プリズン・サークル』(2020.09.16)
- 千島学説の実証:白血球からバクテリアが自然発生する初めての映像(2020.09.08)
- 日消連Web講座「5G~街中が電磁波だらけに」(2020.07.19)
- 「個人事業主が使える助成金・給付金・補助金」Ver狛江で交流会(2020.06.02)
コメント