12世紀に活躍した聖ヒルデガルトの世界と神秘
8/2 (日)に、クプクプで予定している「聖ヒルデガルト夏の交流会 From ドイツ」の会。
ドイツ在住のハーバリスト(「ハーブ療法の母ヒルデガルトの家庭でできるドイツ自然療法」の著書森明華さん
)と日本におけるヒルデガルトの第一人者(長谷川弘江先生)を交えての交流会で、かなり貴重です。※まだ1席残席があるのでお問い合わせください
そもそも、「聖ヒルデガルト」を知らない方も多いので、ここで、改めてご紹介させていただきます。※ヒルデガルト・フォーラム・ジャパン副代表の長谷川弘江先生の文書を引用させていただきました、ありがとうございました。
「
~聖ヒルデガルトってだあれ?
聖ヒルデガルトは、正式名「ヒルデガルトフォン・ビンゲン(Hildegard von Bingen)」、中世女院長、神秘家、作曲家として活躍した、多才な女性。1098~1179年9月17日没。
1098年、ドイツ王国マインツ司教区ベルマースハイム(Bermersheim)で、地方貴族である父ヒルデベルト(Hildebert)、母メチルト(Mechtild)の10番目の子として彼女は生まれます。
1106年、ヒルデガルトは8歳になりディジボーデンベルク修道院のユッタに委ねられました。ヒルデガルト38歳のとき、ユッタが亡くなり新しい修道院長に選ばれました。
~ヒルデガルト、ビジョンを受けとる
1141年、彼女は昼夜を問わずヴィジョンが見え、聞こえた事の全てを書き下ろすようにと、神からの啓示を受けました。
『道を知れ(Scivias)』を執筆します。彼女は、自らの幻視体験(後の自身の言葉によれば「生ける光の影」umbra viventis lucis)を初めて公にしました。
ローマ教皇エウゲニウス三世は、1147~48年のトリーアの教会会議上で彼女のヴィジョンを認めます。
~教会史上、女性初の執筆&音楽活動
教会の歴史上、初めて女性が書くことを許され、それを公にしても良いと教皇の文書に記されました。この頃から、ヒルデガルトは典礼用の宗教曲の作詞作曲を始め、『諸徳目の秩序』(Ordo virtutum)は、作者の知られたものの中、最古といわれています。
~修道院の独立、博物学と治療学を究める
1150年、ビンゲン近郊のRupertsbergに、新しい女子修道院を建て、移ります。皇帝バルバロッサ(赤ひげ王)に謁見し、1163年の書簡では皇帝による修道院の保護の勅令を得ました。
1150年からは10年の歳月をかけて、彼女は、最初の博物学と治療学の書を著し、自分の修道院の薬局を全ての病人の為に開放します。そして81歳、1179年9月17日の夜、亡くなります。「十字架のような不思議な耀く光が、死の部屋の上の方に現われた」と伝えられました。
~2012年、聖ヒルデガルトは教会博士として認められる
2012年、10月ベネディクト十六世が ヒルデガルトを教会博士と宣言しました。
」
以上、引用紹介終り。
音楽や神秘の世界では、かなり前から知られていたそうですが、近年、ハーブの盛んなドイツ本国において、ヒルデガルトの処方やレシピは、慢性病対策や自然療法で健康に取り組んでいる多くの人の支持を集め、年々、知名度が高まっています。
グルテンフリーの小麦粉、スペルト小麦や、ハーブを煮詰めたワインシロップなども彼女の貢献によるものです。
幅広い知識、それを惜しまず広く共有したことも珍しいことだったようですが、特質すべきは、欧州の男性特権社会においては珍しく、女性であっても認められたことです。これはある意味、奇跡的です。
彼女の慈愛、叡智、信念、勇気、行動力は、見倣いたいことも多く、わたしたち自然療法家にとっても、尊敬してやまない先生の一人です。
「聖ヒルデガルト夏の交流会 From ドイツ」この機会に、ヒルデガルトの世界をどうぞお楽しみください♪明華先生と弘江先生に、直接ドイツの話を、たーくさんきけますよ♪
この記事を機に、この夏、ヒルデガルトの扉を、開いてみて下さいネ♪
クプクプ ホリスティックアロマテラピー&フラワーエッセンス
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