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2016年1月10日 (日)

追悼 大槻真一郎先生

    

大槻真一郎先生が1月1日に逝去されました。

古代ギリシアの医者「ヒポクラテス全集」、「ディオスコリデス」、「プリニウス」、「パラケルスス」、「ケプラー」などの日本語訳を手掛け、植物療法や自然療法を深く理解するための古代の叡智を、現代によみがえらせてくれた偉大な先生。

大槻先生は、ホリスティック医学への理解が深く、医療は、自身の浄化と、愛のもとで施されてこそ成り立つことを、私たちに示してくださいました。

先生は、古代ギリシャ・ローマ・ドイツなどの本の翻訳に携わりながら、彼らの伝えようとするエッセンスを、わかりやすく、親しみやすく、惜しみなく私たちに繋いでくれました。

わたしが先生と初めてお会いしたのは、今から約10年前。
フラワーレメディの恩師であるひもろぎ庵の下山田先生のご紹介がきっかけでした。

その後、ハーブ仲間(といっても、私にとっては大先生ばかりですが)とともに、定期的に、大槻先生の元に集まり、ハーブや自然療法、そして哲学についての教えをいただき、私の自然療法の世界も、広がっていきました。

当時、私は、ホリスティックアプローチを可能とし、動物実験をせずとも、人間のエネルギーを整える200年もの実績のあるホメオパシー医学を本格的に学んでいました。

欧米では認められているその素晴らしい医学が、どうして日本に広がらないのかについても、真剣に悩んでいる時期でもありました。

そんなとき、当時80歳の大槻先生の人生の軌跡は、わたしに真実と希望の光を灯してくれました。執筆に関しての、叱咤激励もたくさんいただきました。

2008年と2009年には、大槻真一郎をお招きしてお話を頂き、そこでも多くの方々とのご縁をいただきました。

ここに、改めて感謝とともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

今年は、クプクプの自然療法ガイドにも、大槻先生の作品や言葉を、綴ってまいりたいと思います。

2008年大槻真一郎氏「錬金術を語る」の会にて

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大槻先生!!! ありがとうございました!
大槻先生に受けた恩恵を十分に、お返しできるよう、これからもどうか力を貸してください。

感謝&合掌

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