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2017年10月31日 (火)

日本の哲学者・故「大槻真一郎先生」の待望の2冊目!「中世宝石賛歌と錬金術」

コスモス・ライブラリー出版社から、ヒーリング錬金術第二弾「中世宝石賛歌と錬金術―神秘的医薬の展開 (ヒーリング錬金術)」【大槻真一郎著、澤元亙監修】が発売されました!

2016年元日に90歳で逝去された翌年に、愛弟子の澤元先生が監修されたこのシリーズは、大槻先生が、1994年~1995年にかけて連載されていた、自然療法のエッセンスが詰ったシリーズです。当時、日本では、自然療法は今ほどの知名度もなく、現代西洋医学が最盛だった時代。

その頃に既に、鋭い愛のまなざしで、「人間の本質を見つめ、自然に寄添うことこそが医学である」と言うメッセージを伝え続けた哲学者「大槻真一郎」先生。

聖医「ヒポクラテス」、博物博士「プリニウス」、宇宙学者「ケプラー」、錬金術師「パラケルスス」、聖女「ヒルデガルト」、革命医「ハーネマン」などの翻訳を通して、常に若い世代に伝えようと、晩年に到るまで、心を砕いておいででした。

インターネットも普及していない時代に、古典ギリシャ語、ラテン語を日本語に翻訳した努力は、並大抵のことではなかったと想像します。

さて、今回のテーマは、
●中世の宝石賛歌
●中世の錬金術
です。
Images

中世の思想とはどんなものだったのでしょう?
背表紙には、鏡リュウジ先生の推薦も!

「石の中に宿る力は、植物の中に宿る力よりもはるかに大きい」(マルボドゥス)

と、あります。

マルボドゥスは、11世紀に鉱石薬剤の本をまとめた人物ですが、既にその頃に、石の地球での役割を的確に述べていました。

●「石の中に宿る力は、植物の中に宿る力よりもはるかに大きい」
●「心きよく正しい誠実な人に所有されれば、きよく美しい宝石のオーラは、その人に会った幸せをもたらす」
●赤は情熱、革命」献身的殉教者的活動・生命力・怒りなどを現し、紅・ピンクは愛や柔和、紫は瞑想力・宗教的霊力・忠誠をあらわす
など。すでに、自然療法やヒーリングに馴染みのある方々にとっては、親しみのある考えかと思います。

けれど、思い返せば、わたしなど、アロマテラピーと出会う前は、このような考えを、古臭いくらいにしか受け取っていませんでした。

どういう訳だけだか、ある特定の人たちにしか受け継がれていなかったり、うさんくさく感じられてしまったり、色褪せたりしてしまっているけど、生きる上で知っていて損もないし、むしろ、とても大切なこと・・。
受け継がれるべき、大切な叡智。それらを、残してくれた人たちは、いつの時代にも、何処の国にもいるのだけど、うっかりしていると、受け取れない。特に遠かった海外の叡知を、日本語で、現代に蘇らせてくれた一人が、大槻先生だったのだと思います。

Fig04

ここで、大槻先生の文書を抜粋して紹介します。


●ひところよく、世人は「神は死んだ」と申しておりましたが、誰か詩人も言っていたように、私ども人間の心の奥底に敬う神の宮居がなくなったために、神は遠く離れていっただけで、神が死んだわけではない、と私も考えております。

●とにかく、何につけ、私どもの心身に、見事にフィットするよきパワーは、天然・自然のものと人工・不自然のものとでは、比べ物にならない差があることを、私ども人間は謙虚に認めて反省し、方向転換していかなければならないと思います。

●「意」という字は、形の上では、「音」と「心」、音に重きを置けば「意見を言う」のように外的な発言となり、心に重きをおけば「意思・意志」のように何らかの内的なものになってまいります。

そして、かつては、物質としての金を作る錬金術が、もはやパラケルススの時代からは、私たち人間にとって大切な金、つまりは心の錬金になっていく流れも記されています。

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植物のかたちとはたらき を理解する上では欠かせない、ヘルメス・トリスメギストスの
「下にあるものは上にあるもののごとく、また、上にあるものは下にあるもののごとくであるが、それは一なるものの奇蹟を成し遂げるためである」
の記述もあるので、フラワーエッセンスへの理解にも、とても役立ちます。
一なるもの、はもちろん、神の子としての「いちなる子」のことですね。
※神とは、宗教のことではありません。

そして何よりも、興味深いのは、中世の医師たちは、惑星を医術に用いていたという記述です。地球の太陽と月のリズムにも逆らって生きている現代人の私の身体に通用するかどうかはわかりませんが、それでも、惑星に対応した臓器がこの体の中にあると聞いただけで、ロマンを感じるのは、きっと、わたしだけではないはず。


この秋には、12世紀の聖ヒルデガルトの本も錬金術シリーズで出る予定です。

改めて紹介しますが、自然療法機構の代表である平垣美栄子さんが、ヒルデガルトを紹介しているDVDが発売されました!ヒルデガルトとのご縁をくれた大槻先生に感謝していると、平垣先生自身も、よく語っていらっしゃいます。



映像もきれいで、植物&自然療法のエッセンスの詰まった、スローシネマさんならではの優しくて心に染み入る作品です。

2/19は、フレグランスジャーナルさんの協力をお借りして、飯田橋で上映予定です。ぜひご一緒しましょう~!当日は、これらの本、DVDの発売も、サイン会も、予定しています。お楽しみに♪



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