自然療法では、食べるものがどれだけ私たちの健康に寄与しているかを常にみていきます。
食べるものは、私たちの体だけではなく、思想・感情・魂、そして環境にも影響するからです。
また、治癒を妨げているものを見極め、その原因を取り除くことも大切です。

さて、自然治癒力を高める基本である自然農への取材を通して、遺伝子組換の技術がもたらすものを教えてもらいました。
●豊かな農地を、ほんの数年で砂漠に変えること
●何千年もの時間をかけて代々受け継いできた種が売買されることで借金を抱える農民が自殺するケースが多発していること
●本来は人々の絆が生れる農業が、種・農薬・堆肥を買うビジネスに変わってしまったこと
●みつばちが死滅してしまう農薬が使われていること
●戦争を通して、トラクターが戦車となり、化学堆肥 が火薬となったこと
火薬が化学堆肥、毒ガスが殺虫剤、トラクターが戦車。
とてもわかりやすいタイトルの「戦争と農業 (インターナショナル新書)
」 本も出ています↓


農薬の種類によっては、わたしたちの健康を直接作用し、環境汚染にも荷担していることが判明している今、使い続けたいと思う人はいないでしょう。
そんな中、朗報が入りました!
世田谷区では、「ラウンドアップ」農薬を公共の場で使用禁止になったそうです。
隣の小さな狛江も見習いたい。と一人の市民として思います。
「農薬」の種類をちゃんと選べばいいんだ!
とうことで、まずは近所のスーパーにどんな農薬がおいてあるのかリサーチしに出かけてみました。

一店舗目では探せませんでした。

私も本当に良くお世話になっているホームセンターにはありました。
農薬コーナーは近づきたくなかったので、今まであえて、通ったことのない場所でした。
でもこれは、もしかしたら、無関心、無視のエネルギーを使っていたのかもしれません。
そして、農薬とは、豊かな農作物をえるために生まれた商品であることに立ち返ります。
そもそも、口にしちゃいけない農薬で、野菜を育てるというこの不自然な組み合わせに、気が付かなくてはいけないのは、消費者の私たちなのかもしれません。
まさに脳薬。脳だけが、それをいいものだと思いこんで使い続ける慣習が残るのです。

↑鈴木有機農園さんから分けてもらった、手作りの自然の肥料。ちょっと甘酸っぱくて美味しそうな匂いがするんですよw
補足になりますが、遺伝子組換の代名詞だった「モンサント社」は、バイエルが買収したとニュースで見ました。
本来は飢饉を救うために生まれた技術だと思って遺伝子組換技術に憧れた少女としては、否定なんてできせん。
健やかな環境を共有できるのなら、遺伝子組換も有りでしょう。
けれど、もはや遺伝子組換の技術は様々な不都合が生れる真実が分かってきています。
それでも、販売されているのは、買う人が居るからです。
わたしたち一人一人の意識が消費の在り方を変えていく担い手です。
初めて遺伝子組換えを知ったのは15年前。
私たち人間はもとより、小さなミツバチやミミズや微生物たちが、本来の仕事を出来ますように。
私たちは小さな命を大事にする農薬に切り替えていくだけでいいのです。
そして、私たち人間も、その小さな命にたく」さんの愛情を注ぐことができますように。
↑すごいでしょう!
太陽や月、水星、金星、火星、木星、土星、この地球外とダンスをしている生き物はたくさんいます。
この地球の営みを語るとき、地球という一つの丸い球を見るだけではなく、地星(=知性)をみることが、地球の進化という時代なのかもしれません。生きた虫や動物が、生きたまま衣になってくれたなら。
こんなエコロジーな発想が、自然療法の世界には際限なくあるのですwやめられませんねw
特にこの多様で愛に溢れたアイディアは、バイオダイナミック農法・から来ています。
クプクプでは、希望に溢れたこの農法を
Dr.ハウシュカ(フェイシャルケア、ボディケアでご提供しています)と、
マグノリア・アグリ・キャンパスで学ばせてもらっています。

今から13年前、有機農業は、頭で考えるものではなくて、「土を食べれば分かるよ」と野菜も花も土が育ててくれることを教えてくれた仙台の鈴木有機農園さんと自然農への取材のきっかけをくれた2003年の「無添加生活」の雑誌。↑
●●●●種子法についてはこちらから↓
「農業も豊かな食文化も、すべては1粒の種子から始まりました」
「わたしたちが食べるもので困らなくていいようにその土地の風土に合った種を残そう」
これは、1945年、人間同士が殺し合う凄まじい本当にあった世界大戦に敗れた日本が取組んだこと。
飢えで苦しまないよう地産地消できるよう、農作物の種を代々守っていくことはとても大事なこと。
戦争だけじゃなくて、津波、台風、大雪、火事など様々な災害の困難はいつでも起きうるのですから、地産地消がとても重要です。
戦後、お米や大豆、麦の種子を守る「主要農作物種子法」が制定され、雪国なら雪国、風国なら風国で育つ多種多様な農作物が各地で継承されていきました。繰返します。その土地の風土で育つ種を守ることはとても大事なのです。
2018年4月。
日本国は、この「主要農作物種子法」を廃止し、 遺伝子組換えもOKの「種苗法」を採択しました。
地水火風の大地と農作業を通して、大地と直接つながりを持つ技術を継承してきた農家ではなく、
人間が作った室内で、遺伝子組換というわれらNIPPONの限られた環境で育つ技術ブランド。
それを作り出す企業の技術を世界に示すのが目的の一つ。
知的財産、素晴しい名目!
遺伝子組換作物を、わざわざ日本から輸入したい国はいったいどこに在るのかは皆さまの豊かな想像力にお任せします。
時は変わり、わたしが中学生だった頃。
今でも時折再会する幼なじみたちと↓
どんな小さな種も、時代の影響を受け、思春期を経て大人になってゆきます。

今から30年前、IT,バイオテクノロジー(遺伝子組換え技術)は花形の未来の職業。
その技術を学びたい!という漠然とした思いを持ちながら東京農業大学の付属高校に入学しました。
はかま姿で農大名物の「大根踊り」をする女子高生は、情報を鵜呑みにして遺伝子組換えの技術が、この地球の飢餓を救うと単純に思っていました。あの頃の私だったら、絶対に、この技術の作物を食べたい♪と純粋に思っていました。
大人になったいま、中学生や高校生たちに、遺伝子組換は素晴しい技術だけど、こういう副反応もあるんだよ、と淡々と伝え続けたいと思います。
そして、毒ガスマスクや手袋やゴーグルを付けなくてもいい、自然の農薬と堆肥を共有していきたいです。
クプクプ ~アロマテラピー ・フラワーエッセンス・自然療法サロン
妊婦さん&産婦さんのためのアロマテラピー【クプケア】