写真集「蝶」 トーマス・マレント
蝶 トーマス・マレント
氏は、世界各地の熱帯雨林など人跡未踏の地を訪れ、チョウやガの生息しているままの姿を、生活史のすべての段階を通じて写真に記録している写真家。
美しい自然を撮り続ける写真家Thomas Marent氏のメッセージ↓
「蝶がこれからもずっと生き続けることができますように。
それは、私たちの共通の願いでもあります」
写真という技術が進化して、わたしたちはもう、蝶の命を犠牲にしなくても、あるがままの瞬間を観るできるようになりました。Thomas氏の、息をのむほどに美しい写真は、どんな種であれ、その可憐な羽ばたきを愛しいものに変えてくれます。
ヒラヒラと舞う美しい蝶は、翅の生えた花と例えられ、卵~幼虫~蛹~蝶、と変態する昆虫です。その不思議さと美しさから、昆虫界では最も研究が進んでいる種。
そして、この可憐な蝶の生態は、自然界全体の「健康状態」を示しています。自然保護活動を行うべき場所はどこなのかを教えてくれる、つまり、自然の喪失がどれだけ進んでいるかを教えてくれるのです。
日本の文化では、興味深いことに、衣となる絹を生み出してくれるお蚕様も、馬と同じく、一頭、二頭、と数えます。一昔前の私たちのご先祖様は、家畜として、お蚕様を寝食を共にして大事にしてきたことが伺えます。
●Thomas
Marent氏のサイトでは、美しい写真が紹介されています↓
http://www.thomasmarent.com/galleries/butterfly.html
●日本チョウ類保全協会
http://japan-inter.net/butterfly-conservation/
●お蚕様をもっと身近に→シルク博物館
https://www.neko.co.jp/?p=5226
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